sincere’s HISTORY

フィリピンから帰国したごみ

1月30日更新

シンシアスタッフ 雑感

27日からシンシアで梱包されていた黒いビニールを取ってゴミの中味をチェックしはじめました。不思議とマスコミ各社が撮影する1つ目の梱包は比較的きれいな紙系のゴミですが、コンテナの後方部はやはり建築廃棄物が多く、家屋を解体した後に回収されたものと思われます。

シンシアでの適正処理については、1月27日、NHKの首都圏ニュース(pm6:00~)で取り上げられました。キルン炉とストーカ炉を組み合わせたキルンストーカ炉が、高温での完全燃焼を実現します。

シンシアでは、最新のダイオキシン数値を公開します。新たに検査するたびに、最新データとして更新していきます。

1月20日

現在の作業は、黒いビニールに梱包されたごみを、コンテナから出しトラックに積みかえる作業です。テレビや新聞では、医療系廃棄物だけが心配されているようです。確かに大人用の紙おむつなどは入っています。しかし、いまのところ、多くがむしろ建築廃材のように見受けられます。壁財、コンクリートのちいさなブロック、ベニヤ板、トイレの便座など、おそらく家屋の解体現場などから出てきたのではないでしょうか。かれらが海の向こうへ捨て去ろうとしていたものは、この大量の建廃だったのかもしれません。そして、今回はたまたま引き取り手がなかったために発見されましたが、こうした“廃棄物輸出”は日常的に行われているのではないでしょうか?

まだまだ、コンテナはたくさんあります。これから何がでてくるのか、気を許すことはできません。それに、こうして、恥とともに海を渡ったごみが、これからどんどん戻ってくるようなことになったら?という心配もあります。

さて、医療系廃棄物と建築廃棄物の処理方法はもちろん異なります。わたしたちシンシアでは、医療系廃棄物の場合、施設への搬入経路も違います。一時保管する場合も、保管の温度が重要なため、低温保管庫があります。まずそもそも、医療系廃棄物は密閉容器に入れられて排出先から運び込まれます。シンシアでは規定の密閉容器に入れられていない医療系廃棄物は受け入れません。ルールを守るよう排出者へ向けて呼びかけています。処理段階では、作業員が直接手を触れることは厳禁であるのはもちろん、徹底したバイオハザード対策をした上で、焼却・溶融します。シンシアのR・Cセンターはその3分の2が、公害対策設備です。一般的に心配されている医療系廃棄物の安全な処理は、万全な公害対策施設を持つ最新の施設があるからこそ実現していることです。

いずれにしても、まだ、私たちが処理するゴミの中味を見ていないので、確定できないのですが、今後もこのホームページで多くの方々へ向けて、現場からの情報公開をしていきます。

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