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バーゼル条約違反によりフィリピンから日本へ戻ってきた産業廃棄物の適正処理を、2月6日をもってすべて終了いたしました。

2000年2月7日

当社はバーゼル条約違反によりフィリピンから日本へ戻ってきた産業廃棄物(コンテナ122個分、約2700トン)すべての保管、すべての運搬、さらに、約3分の1にあたる40コンテナ強の適正処理を、厚生省より委託されました。うち、当社分の適正処理は1月31日より作業開始し、警察の検分を挟みながら、2月6日をもってすべて終了いたしました。
この間の当社での作業につきましては、近隣の方々への情報公開のためにも、また多くの方々のご理解を得るためにもホームページにて、詳細報告しております。
作業期間中を通し、東京都の焼却分を除いて、半分強を当社にて開梱・分別いたしましたが、8割以上が、いわゆるごみ、それも家屋等の解体時のごみと思われるものであり、到底資源になりうるようなものではありませんでした。またわずかに紙おむつなどの医療系廃棄物も混入していました。確かにそのことは問題で、今後医療機関の適正処理への意識が高まり、監視が強化されることが望まれます。
弊社では200社を越える医療機関と契約していますが、それらの医療系廃棄物がどのように処理されているか、正しい処理方法はどうあるべきか、についても近日ホームページ上で発信していきます。
しかし一方で、多くのマスコミが今回のことを、その面だけ大きく取り上げていることに不安や落とし穴も感じています。いまのところごみの中味について具体的に、また正確に報道しているものはあまり見受けられません。
この間の作業を通して私たちは問題の本質は医療系廃棄物だけではないと実感しています。いまの論調でいけば、医療系廃棄物が入っていなかったなら、どうなのでしょうか?それなら許されるということなのでしょうか?
これでは、資源になどなりようのない“ごみ”を東南アジアの国々へ“輸出”しようとする業者は絶たれないのではないでしょうか?
問題の本質はむしろそこにあるように感じています。これは一過性のニュースとして扱われているのでしょうが、私たちがここに生きている限りなくならない問題であり、大袈裟なようですが、日本という国の倫理を問われる問題です。当社も改めて問題の深刻さを考えさせられました。
最後になりましたが、民間の廃棄物処理業者を単純にひとくくりにすることの無いよう、環境に十分配慮した適正処理が可能な施設を持つ民間企業もあるということ、をご理解下さいますようお願いいたします。
今後も、常に、詳細はホームページにて情報発信してまいります。

フィリピンから戻ってきたゴミ

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